この記事でわかる
- フリーランスは安全に仕事できるの?
- フリーランスを守る保険はあるの?
- 損害賠償が発生してしまうと不安
- 福利厚生みたいなのはあるの?
フリーランスの損害賠償について詳しく書いた記事になります。
なぜ損害賠償が発生するのか、フリーランスはどうやって自分の身を守ればいいのか
を解説しています。
損害賠償のための保険があるサービス「FREENANCE(フリーナンス)」「フリーランス協会『賠償責任保険』」
損害賠償から身を守るためにどちらかの加入をおすすめします!
それでは見ていきましょう!
フリーランスの賠償責任は安心していられない
自由だけど自分の身は自分で守らないといけないんだよ!
フリーランスには個人に損害賠償責任がかかると言われると、えっ・・・てなりますよね。
100万?1000万?って考えると恐ろしものです。
なぜフリーランスは個人に損害賠償責任がかかるかというと、
会社員(会社勤め)の場合は、勤め先の会社(法人)がその責任を負ってくれています。
万が一損害賠償が起きても、会社が個人を守ってくれるということです。
ブラックな会社なら退職しろ!や給与カット!などあるかもしれませんが、、、
その守ってくれている会社がフリーランスにはないんですよね。
いわゆる生身の状態です。
武装せずに戦場に行くようなものです。
切られたら深い傷になっちゃいます。
深い傷にならないためにも損害賠償責任のことを理解して、
万が一なったとしてもリスク回避できるように準備をしておくことが重要です。
その方が安心して仕事ができるようになります。
フリーランスが損害賠償責任を負う場合
主な場面は4パターンあるよ!
①情報漏洩が起きたとき
②納品物に問題があるとき
③納期が遅延したとき
④著作権侵害をしてしまったとき
損害賠償責任は恐いと思っていても何も始まらないです。
フリーランスが損害賠償責任を負う場合をしっかり理解することで安心できます。
情報漏洩が起きたとき
お客様の商品や売上、顧客などの機密情報を外部に洩らしてしまった場合に起こります。
情報漏洩が起こるパターンとして、
「うっかり口が滑って外部に情報を洩らしてしまった」
「PCがウイルスに感染して情報が流出してしまった」
「お客様の情報が入っている端末などを紛失して情報を第三者に盗まれる」
といったことがほとんどです。
そうならないためにもセキュリティーソフトをインストールするや解読しにくいパスワードをかけるなどの対策が必要です。
納品物に問題があるとき
システムで言うといわゆる「バグ」です。
表示がおかしいなどのバグなら修正するなど許される場合が多いですが、金額や請求先が異なってお客様が損害を被った場合に請求される場合があります。
システム納品の場合、事前にテストをしてチェックをして正常に動いているエビデンスをとると思うのですが、納品後にバグが見つかる場合があります。
そのため損害賠償責任が発生するタイミングと範囲をしっかりと決めておくことが大切です。
納期が遅延したとき
納期の遅延でお客様に損害が生じた場合には、損害賠償を求められる可能性があります。
体調不良やトラブルにあったときに納期が間に合わないこともでてくるので、納期の設定や遅延した場合の対応を決めておきましょう。
何もなくてただ納期が遅れるのは論外のことなのでしっかり納期は守りましょう。
著作権侵害をしてしまったとき
著作権フリーや商用可などをしっかりチェックして画像や音楽を使用することは問題ないですが、
第三者が著作権をもっていて侵害してしまったことによって企業側に損失を出した場合に損害賠償請求をされます。
著作権侵害は知らず知らずにやってしもうこともあるので、画像や音楽、動画、ソースコードなど著作権はどうなのかしっかり確認するようにしましょう。
損害賠償のリスクを回避する方法
回避する方法は2つ!
①フリーランスの賠償責任保険に加入する
②業務委託契約書をチェックする
フリーランスの賠償責任保険に加入する
何もトラブルなく仕事ができるのが一番ですが、自分の過失によって損害賠償を請求されることもあります。
すぐに請求金額を準備できたらいいのですが、フリーランスになるとそういうわけにいかないことがあるでしょう。
そのため賠償責任保険があるサービスに加入しておくことで、リスクを減らすことができます。
サービスは次の章で詳しく説明します。
業務委託契約書をチェックする
お仕事を受注する際に業務委託契約書をちゃんと結んでいますか?
トラブルがあったときに言った言ってない問題にならないためにも、共通認識を持つ上で結んでおいた方がリスクを減らすことができます。
業務委託契約書をただ結ぶだけではなく、ポイントをおさえて賠償責任の項目をチェックする必要があります。
損害賠償の範囲
お客様に損害が発生した場合、全ての責任を負わないといけないかというとそうではありません。
表示の不具合などの小さなミス・バグでも責任を負うのか、重大な過失のみ責任を負うのかを範囲を決めておく必要があります。
全ての責任を負っていると、キリがなくなります。
損害賠償が発生した場合の対応・金額
損害賠償が発生した場合にどのように対応するのか明記しておきましょう。
無償で修正をするのか、金銭で解決する場合の上限はいくらなのか、納品後いつからいつまで対応するのか、を確認しておくことが大切です。
特に金額面の上限は決めておいた方が自分の損失を軽減することができます。
対等な契約になっているのかチェック
お客様主体で一方的な契約になっていないかチェックするようにしましょう。
余裕のある納期になっているのか、損害賠償の上限金額は払えるのかを契約する前に確認しておきます。
もし契約後に変更して欲しい場合でも変更に応じてもらえない可能性は高いです。
そのためリスクを減らすためにも、業務委託契約書がお客様と対等な契約になっているか確認してください。
損害賠償保険があるサービス
「損害賠償のリスクを回避する方法」のところでも書いた「損害賠償保険があるサービス」について説明していきます。
現在フリーランスの損害賠償保険があるサービスで代表的なのは、「FREENANCE(フリーナンス)」と「フリーランス協会『賠償責任保険』」になります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
FREENANCE(フリーナンス)
GMOクリエイターズネットワーク株式会社が運営するサービスです。
一番の特徴は「無料」でサービスを受けられることです。
FREENANCE(フリーナンス)の口座を開設し、請求書の支払先を開設した口座にするだけです。
無料で損害賠償の補償「あんしん補償」が受けられます。
1円も払ってないのに補償に入れるのはすごいですね!
プラス料金で所得保障やケガ・病気の保険に入ることもできます。
さらに「即日払い」というサービスがよく使われています。
今すぐお金が欲しいってなってもお客様の振込日までお金は入ってきません。
金欠になると困りますよね。
そんなときに活躍するのが「即日払い」になります。
請求書をFREENANCE(フリーナンス)が買い取って、その代金を最短即日、銀行口座に振り込まれるしくみです。
手数料は請求書額面の3%〜10%になりますが、フリーナンス口座を使えば使うほど、手数料が下がります。
即金はフリーランスにとって嬉しいサービスですね。
注意点は、「振込みができるのは法人のみ(個人事業主・個人はできません)」「一定期間入金がないとあんしん補償は適用されません」となっています。
ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングでの報酬の振込先として利用可能なので、「無料」なので登録だけしておくのもいいかと思います。
フリーランス協会『賠償責任保険』
フリーランス協会が提供しているサービスがあります。
年間1万円の会費を払うことによって、賠償責任保険や「福利厚生 WELBOX」が自動付帯になっており、法務相談や会計税務、カード・口座など特典を使ってサービスを利用することができます。
年間費1万円なので、月額にすると約833円で補償もあり様々なサービスを利用できるが特長です。
損害賠償の保険に加入しているといいことも!?
損害賠償補償に加入しているといいことあるよ!
①損害賠償請求額の軽減
②クライアント側の信頼性向上
損害賠償請求額の軽減
さきに説明している通り、損害賠償補償によって請求金額に対する支払いのリスクを軽減することができます。
万が一請求されたとしても、自分の支払額を0円になる可能性があります。
0円か、100万か、大きな違いになりますね。
クライアント側の信頼性向上
仕事をフリーランスに任せない理由として多いのが、保証がないことです。
法人間の取引なら法人が責任を負うが、フリーランスだと個人になります。
そのためトラブルが起きた場合、逃げられる可能性も出てきます。
損害賠償補償に加入していることによって、補償がある安心とちゃんと活動している信用を与えることができます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
フリーランスは生身の人間で、その状態で戦場で戦っているのと一緒です。
自分の身を守るため、安心して仕事ができるように、損害賠償の保険に加入しておくことをおすすめします!
手っ取り早く無料でサービスを受けたいのであれば「FREENANCE(フリーナンス)」
会費を出していろいろなサービスを受けれるようにしたいなら「フリーランス協会『賠償責任保険』」
自分の要望に合ったサービスに加入しましょう!