この記事でわかる
- 企画書の書き方がわからない
- テンプレートを使っても書けない
- ちょっとでもよく見せたい!
企画書は案件獲得のために欠かせないツールですが、皆さんはうまくつくれる書き方知っていますか?
企画書作り始めようと思った時に最初にパワーポイントをあけてませんか?
最初にパワーポイントを開けるのは、慣れていなければうまくいかない書き方で必ず失敗します。
なぜなら設計書を作らずに始めているからです。
企画書の設計書とは何なのか?
この記事で企画書の作り方を説明していきます。
それでは始めましょう。
何のために企画書を作るのか?
①現在と理想のギャップを確認する
何のために「企画」するというと、現在と理想のギャップを確認して、理想に近づけるためのものです。
例えば1000個売りたいという理想があったとすると、現在10個か900個なのかではやることが変わってきます。
やることが違うと、理想に近づけるかどうか変わります。
やること=「企画」が現実的なのかどうなのか判断するために、現在と理想を明確にします。
②理想を達成するリスクとコストを明確にする
「企画」を実行するのに、リスクやコストや発生します。
そのリスクやコストが明確ではないと、実行しようとした時に予算オーバーやリスクマネジメントができなくなります。
何かを実行すると、必ずリスクやコストがかかります。
なので良いことばかりを書くのではなく、リスクとコストを明確にしましょう。
③言語化して、共通認識をもつ
文章にして共通認識を持つようにしましょう。
喋り言葉は人によって、認識の仕方が異なります。
今までの経験や知識に左右されてしまうからです。
認識に差が生まれてしまうと、「そんなはずでは・・」「そんなこと言うてました?」ってなってしまいます。
このような事態にならないためにも、文章にして共通認識を持つ必要があります。
企画書をなぜうまく作れない理由
①構成を作っていない
企画書の構成・内容を把握していますか?
すぐに企画書を作り始めていませんか?
設計せずに家を建て始めるのと一緒です。
すぐに崩れるか、欠陥住宅になってしまいます。
企画書の構成を決めて書くことが大切です。
②流れにそっていない
「そういえば」みたいな雑談っぽくなっていませんか?
雑談で納得する人いますか?
雑談で納得する人はほとんどいませんよね。
人は話の筋道がわかる話に納得します。
流れを意識しましょう。
③情報を詰め込み過ぎている
あれもこれもと情報を3,4つ詰め込んでいませんか?
詰め込みすぎると、頭がパンクして話の内容が入ってこなくなります。
なので違う情報を入れるときは、別ページにしましょう。
別ページにすることによって、頭が切り替わります。
④デザインに凝り過ぎ
かっこいい、オシャレなデザインに人は納得すると思っていませんか?
デザインに一番時間がかかっていませんか?
書けない人、時間がかかる人はデザインを凝り過ぎてるのです。
デザインを考え過ぎて、あたまが疲れてしまってますよ。
デザインは見やすくするためにする、印象よくするだけなので最後にしておきましょう。
内容のほうが大事です。
Webサイトのうまい企画書の作り方3つのコツ
①マインドマップで整理する
「企画書」を書き始める前に、マインドマップを使って整理しましょう。
『マインドマップ』とは、情報を関連付けて整理するためのツールです。
Windowsでもmacでも無料でダウンロードできます。
また課金しなくてもそこそこの機能は使えます。
おすすめのマインドマップはこちらです。
【Mind Node】
インストールしただけでは、マインドマップをどう使えばいいのかわからないですよね。
テーマ
まず最初にテーマを決めます。
サイト名やドメインにしておきましょう。
1階層目
1階層目に『Webサイト制作の要件』『Webサイトリニューアルの経緯』『ターゲットユーザ』『サイトマップ』など目次になりそうなものを書きます。
1階層目の一覧はこちら
2階層目以降
2階層目以降は1階層目を細分化したものを書きます。
例えば1階層目が『見積』なら、「イニシャル」と「ランニング」に分けられます。
『Webサイト制作の要件』の場合は、「背景」「内容」「KGI」「KPI」などに分けられます。
このようにどんどん細分化していきます。
後から1階層目を増やしたり、結合させたりしても大丈夫です。
上からの項目順を入れ替えたりして、見やすい形にしていきましょう。
そうすると画像のようなマップが完成します。
次はマインドマップが完成したら企画書を作っていきましょう!
②マインドマップにそって書き込む
企画書には「マインドマップの内容」と「話の流れをつなげる言葉」、「補足のデータ」を書くようにしましょう。
蛇足は禁物です。
せっかく簡潔にまとめているのに、多くの言葉を追加するとわからなくなるだけです。
③最後にお洒落なデザインにする
画像や色、文字の大きさ・フォントを追加してきれいにしていきます。
いろいろ入れすぎるとゴチャゴチャになり、子供の作品のように見えてきます。
僕は、画像は1スライドに1つ、色は3色まで、文字の大きさは大き過ぎないように、フォントはゴシックにしています。
今はシンプルな方が好かれます。
さらにWebサイトの企画書をうまく作る秘訣
ここまで企画書の見せ方を説明してきましたが、さらにWebサイトの企画書をうまく作る秘訣を教えます。
うまい企画書の作り方は『悩みと解決後の未来を明確にする』ことです。
Webサイト制作やリニューアルをするのに悩みや意図があると思います。
「売り上げをあげたい」「認知を広めたい」などです。
悩みを「顕在的な悩み」と「潜在的な悩み」に分けて深掘りしてきます。
そうすることによって現在の状況がわかります。
「現在の状況を詳しくわかってますよ!」というかんじに示すと、信頼感が増します。
次に悩みを解決するとどうなるのか、未来像を明確にします。
未来像がぼんやりしていると、モチベーションも上がりません。
モチベーションを上げるためにも、未来がどうなっているのか明示してあげます。
ここからが重要で、サイト運営者の悩みと未来が明確になっらいいのではありません。
Webサイト閲覧者の『悩みと解決後の未来を明確にする』ようにしましょう。
企画書に説得力が増し、ここでワンランクアップの企画書ができます。
Q&Aサイトを使えば悩みはでてきて、集めるだけです。
うまい企画書の作り方は『Webサイト運営者と閲覧者』の『悩みと解決後の未来を明確にすること』です。